木曽ひのきの仏像彫刻用材料・能面材は南木曽木材


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仏像彫刻用語解説

一木造・いちぼくづくり 1本の木で作った仏像のこと。木の避けて木取りしたものを使う。木材の芯の部分は割れやすいので必然的に用材の幅は木の太さの半分以下になる。手足や天衣が別の木でつくられていてもこう呼ぶ。あくまでも頭から主な胴体の部分が1本の木でできているということ。代表的な仏像としては法隆寺の救世観音像や広隆寺の弥勒菩薩像がこの造り方。
内刳・うちぐり 仏像の体の中をくりぬいて空洞にすること。空洞になっていると仏像自体の重量が軽くなる。これは雷などによる火災の多かった昔の寺院にとっては重要なこと。本尊は何よりも先に運び出さねばならなかったので軽い方が良かったのだ。また乾燥などによって仏像がヒビ割れたり歪んだりすることが少ない。
木取り・きどり 丸太から仏像彫刻用に木の塊を取ること。その用材から不要な部分を大きく取る時にも使う。
逆目・さかめ 木の木目が刃を入れる正しい方向と逆になること。無理にノミや彫刻刀を入れると木が欠けたり避けてしまうので要注意。またあらぬ方向に刃が運ばれてしまったら作品が台無しになるおそれもある。そういうときの対処方法は木の向きを逆にすること。その反対が順目。
下図・したず 仏像のいわば設計図。これを用材に書き写して作業する。すでに加工されている用材以外ではカンナをかけてからはじめる。正確に線を引くことが肝心。
たてこむ ノミや小刀を使って木に対し垂直に刃を入れること。「線にそってたてこみそこに向かってすくい取る」という様に使う。基本中の基本だが線からブレないように切り込むには練習が必要。輪郭を彫りだすときなどに多用する。
薬研彫り・やげんぼり 彫り跡をV字型の谷に残す彫り方。薬研とは漢方薬の調合などに使われる道具。薬草を入れる底の部分が船底のような形状をしている。そこからとってこう呼ばれる。小刀で両側から切り込んだり、三角刀で削り取ってこの形状にする。
寄木造・よせぎづくり 大きな仏像を作るときに使う方法。いくつかの用材をはり合わせてひとつの木として使う方法。一木造に対する呼称。東大寺の金剛力士像はこの方法だが、いろいろなパーツごとに分業で造られたといわれている。有名な運慶はその親方といったところだ。